2010年8月7日土曜日

コンテンツとデリバティブ

就職活動の面接ではコンテンツとデリバティブの双方を鍛える必要があります。
これは就職活動に限ったことではなく、セールスや恋愛などのあらゆるコミュニケーションで必要になってきます。


1、コンテンツ

就職活動ではあなたの能力を確実に伝える必要があります。
ここでは出来る限りロジカルに、できる限り再現性を出せるように、
根拠を次々に並べていく必要があります。
シンプルなロジックで、定量的に伝える必要があります。

基本的には結論からしゃべり、理由をできる限りMECEに伝えていくということです。

ここで伝えることは『私御社に貢献できます』ってことを伝えるということです。

この部分は徹底的に鍛えてください。
ESを何度も書くとか、物事を説明するとか、なんでもいいと思います。
とにかく鍛えれば鍛えるだけ行けます。

恋愛に例えると、お前を幸せにするよ。結婚しよう。
って言ってるやつが、浮気し放題だったり、ちゃんとした職についてなかったり、
って状態では伝わらないのと同じです。

お前の会社に貢献するよって言ってるのに、その要素が全然整ってないのはアウトです。
あなたの伝えたい内容をしっかり作りこむことが大事です。

忘れてはいけないことは、コンテンツの作りこみです。

2、デリバティブ

では、恋愛に例えて続きを話します。

例えば、あなたがプロポーズされるときにこう言われたらどうですか?
『結婚しよう!幸せにするよ。なぜなら僕は優秀な大学を出て、優良な企業に勤めてる。
今仕事は順調に運んでるから、来年には年収も1000万を超えるよ。
でもって、今まで浮気をしたことはないし、風俗にもキャバクラにも行ったことはないよ』

就職活動ではこれをやってしまう人が非常に多いです。
プロポーズの場合は気持ちのこもった『愛してる。結婚しよう』という言葉一つで十分です。
付け足すとしても、『俺の味噌汁を毎朝作ってくれ』とかですよね?w
ここで自分の仕事の話や学歴の話をしているだけでどん引きです。

デリバティブとは伝え方の問題です。
コンテンツとデリバティブを混同してしまった場合、上記のような状態に陥ります。

御社の精神に共感しました!ぜひ入社して活躍したいです。
だけでも、採用されるやつは採用されます。

それは彼からにじみ出る様々なものを、会社が感じ取ったのでしょう。
相手に伝わる伝え方をすれば、OKです。

相手がロジックをついてきているのか?気持ちを聞いてきているのか?

このあたりの判断は空気を読んで、相手の立場になってやってください。

デリバティブでは、
作りこんだコンテンツを伝えたか伝えてないか、ではなく、伝わったか伝わってないかが全てです。



この二つを意識して、練習をするだけで、全く違う面接ができるようになります。

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